![リフォームを行う際のお仏壇・神棚はどうする?<br>移動・配置変え・処分で注意するポイントをご紹介](https://www.imajuu.com/wp/wp-content/uploads/2023/07/お仏壇・神棚問題.png)
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リフォームを行う際のお仏壇はどうすればよい?
ご自宅のリフォームを行う際、お仏壇や神棚をどうすればよいのか悩まれる方がいらっしゃいます。
- 工事の際にお仏壇・神棚を移動させる必要がある
- リフォームで仏間をなくし、お仏壇をリビングなどの違う場所へ設置したい
- リフォームを気にお仏壇・神棚を処分したい
一言にお仏壇・神棚といっても多くの疑問が出てくるかと思います。
今回のコラムではリフォームを行う際のお仏壇・神棚についての疑問と対処方法をご紹介致します。
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移動の際はどうする?
お仏壇お仏壇を移動する場合、移動する場所が家の中なのか、外なのかで方法が異なります。
家の中の場合
- 仏具等の元の配置の確認が行えるように移動する前に写真を撮っておく
- お仏壇へお線香を上げ、移動させることを伝える
- お仏壇の位牌やご本尊を、綺麗な白い布で包む
- お仏壇を移動する
- 最初に撮影した写真を元に仏具を戻す
- お仏壇へお線香を上げ、移動が終了したことを伝える
リフォーム前に別の場所へ移す時、リフォーム後に元の場所へ戻す時の計2回行います。
家の外の場合
大規模なリフォームでお仏壇を外に出す場合(母屋から離れへの移動も該当する)は
さらに手順が加わります。
お仏壇を設置する際は開眼供養(魂入れ)を行っているため、外へ出す際は閉眼供養(魂を抜く)を
行います。
移動する10日から1週間前までに近くのお寺に相談し、閉眼供養を行いましょう。
車両で運ぶ際はなるべく縦にしたまま運ぶようにしましょう。
リフォーム後に新しい場所へ設置する際は再び開眼供養を行い、その後は家の中で行う手順に沿って
お仏壇へお線香を上げます。
開眼・閉眼供養の相場は約3万~5万程度とされています
神棚神棚の場合、お仏壇と違って移動先によって手順の違いはありません。
- 移動させる前に写真を撮る
- 神棚に祀っている神様の神社へ参拝、もしくは依頼し、魂抜きを行ってもらう
- 神棚を移動させる
- 工事が終了したら撮った写真を元に神棚を設置し、魂入れを行ってもらう
神棚を移動する際は古くからの決まりに従い、
最後に運び出し、最初に運びこむようにしましょう。
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設置する場所を変える場合の注意点は?
お仏壇画像引用元:ほこだて仏光堂ホームページより
昔の日本住宅は、必ずと言って良い程仏間というお仏壇専用のスペースがありました。
ただ現代の住宅事情やライフスタイルの変化から、リフォームで仏間や和室をフローリングの居室へ変えられるケースも多く、リビングや寝室といった場所への設置が増えてきています。
リビングへ設置する際の注意点
ペットを飼われている方は、お仏壇をリビングへ設置する際に注意が必要です。
仏教では人間と動物の格が違うという考え方があるため、ペットがお仏壇を引っかいたり、
ご本尊の上に乗るようなことがないよう気をつけましょう。
寝室へ設置する際の注意点
お仏壇へ足を向けて寝る配置にならないよう注意しましょう。
足を向けて寝るということは日本人の感覚から失礼な行為です。
神棚神棚の設置場所として避けたい場所は水回り(トイレ)、人が通ることが多い廊下や玄関です。
神様が落ち着いて過ごせないため避けた方が無難と言われています。
またお仏壇と向かい合わせや上下になる配置も避けましょう。
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処分する際の注意点は?
お仏壇お仏壇を処分する場合、家の外に移動する時と同様に閉眼供養が必要です。
魂抜きをしたお仏壇の処分方法は主に4種類。
- 寺院へ依頼する
- 仏具店に依頼する
- 粗大ごみとして処分する
- 専門業者や葬儀社にお願いする
寺院・仏具店・専門業者は処分する際にお焚き上げを行う場合が多く、安心感がありますね。
神棚神棚を処分する場合もお仏壇と同じく魂抜きを行う必要があります。
その後の処分方法は以下の3種類です。
- 神社へ依頼
- 神棚や仏具の販売店に依頼
- ごみとして処分する
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まとめ
リフォームの際、お仏壇や神棚の扱いに戸惑われる方も多いと思います。
しかし対処法を知っておくことで、いざという時にスムーズに対応することができます。
お仏壇や神棚は時に心の支えになる重要な物でもあります。
リフォームの際にも適切な方法で取り扱っていきたいですね。