リフォームコラム・お役立ち情報 2024年5月14日

水回りリフォームプロジェクトの完全ガイド:計画から完成までのスケジュール

水回りリフォームプロジェクトの完全ガイド:計画から完成までのスケジュール
  • キッチン・浴室・トイレなどの水回りは、住宅の中でも必要性の高い設備といえます。
    利便性や清潔さを向上させるためにリフォームを検討する方も多いですが、生活に欠かせない設備のためスケジュール管理が重要です。
    水回りのリフォームは計画から完成までのスケジュールをしっかりと立てましょう。
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  • 水回りのリフォームとは

    水回りのリフォームにはキッチン台の交換やユニットバスの設置・トイレや洗面台の交換などがあります。

    トイレ・浴室・キッチン・洗面台は毎日使用する場所のため、リフォームして綺麗にしたいと思う方も少なくありません。

    子供が生まれた、高齢になったという理由で、利便性を高めるためにリフォームする方もいます。

    水回りのリフォームでは場所によって、リフォーム内容や費用・工期が異なるため、基礎知識を付けましょう。

    キッチン

    キッチンのリフォームは一般的に約10年に一度といわれており、システムキッチンの入れ替えやレイアウトの変更などがあります。

    リフォームは水回りのパッキンやその他の付属品、機能に不具合が発生したら検討しましょう。

    キッチンリフォームの相場は50万~150万円といわれていますが、オーダーメイドのキッチンを導入した場合は200万円を超える可能性があります。

    システムキッチンのグレードや配管工事の有無で価格は大きく異なるため、予算と相談しながら決めましょう。

    工期はシステムキッチンの入れ替えのみの場合、1日~2日ほどで完了します。

    壁付けキッチンから対面式キッチンへの変更など、レイアウトの変更がある場合は7日ほどかかります。

    一般的にキッチン設備の耐久年数は以下のようになっているため、リフォーム時期の参考にしてみてください。

    • ビルトイン食洗機・レンジフード…約10~15年
    • IHクッキングヒーター・ビルトインガスコンロ…約10~15年
    • システムキッチン本体…約15~20年

    キッチンのリフォームでは作業動線や収納力を向上させ、日々の家事をスムーズにおこなえるようになります。

    設備の不具合や使いづらさを感じた場合は、キッチンのリフォームを検討してみてください。

    トイレ

    トイレは家族全員が毎日使用し、必要性の高い設備のためリフォームで人気の箇所です。

    耐久年数は便器・タンク・各パーツによって異なり、劣化が進んできたらリフォームを検討しましょう。

    一般的に、耐久年数は便器が15年・タンクが10年・配管が20年ほどで、リフォーム費用は一軒家とマンションによって異なります。

    便器の交換は一軒家で15万円~40万円ほど、マンションでは15万円~30万円ほどかかります。

    工期は1日の場合が多く便座の交換だけなら数時間で完了しますが、大がかりなリフォームの場合は数日かかる場合もあるため注意が必要です。

    壁や床の張り替えをおこなう場合は1日~2日ほどかかり、和式から洋式に変更する場合は2日~5日ほどかかります。

    トイレを新たに新設するなど配管工事を伴う場合は、5日ほどの工期が目安です。

    リフォーム中はトイレを使用できないため、仮住まいの手配などしておきましょう。

    浴室

    浴室は壁・パッキンのカビや排水溝の臭いなどが気になり、浴槽の劣化が進んできたらリフォームを検討するタイミングです。

    他の部屋と異なり浴室は高温多湿になるため、綺麗に見えても内部でカビの繁殖や劣化が進んでいる可能性があります。

    特に、タイル張りの壁や床にヒビが入っている場合は、シャワーの水や空気中の水分がヒビ部分から浸水し、内部の劣化や腐食が進みやすいため早めにメンテナンスしましょう。

    浴室のリフォームはユニットバスの交換以外に、追い焚き機能やジェットバス機能の追加などもあります。

    ユニットバスの交換は使用してから15年~20年ほどといわれており、グレードによりますが費用は戸建てでは60万円~200万円ほど、マンションでは50万円~150万円ほどです。

    工期は既存と新規の浴室タイプによって異なります。

    ユニットバスからユニットバス 1~3日
    在来工法の風呂からユニットバス 3日~7日
    ユニットバスから在来工法 7日~14日

    浴室のリフォームは解体や組み立て作業など、各工程に時間がかかります。

    リフォーム中は浴室が使用できないため、自宅以外での入浴場所や仮住まい先の手配をしておきましょう。

    洗面台

    洗面台は水回りの中でも最もリフォームしやすい場所で、耐久年数は10年~15年といわれています。

    水栓部分の不具合が多く、蛇口タイプであれば交換のみで済みますが、シャワータイプでホース部分に不具合が出た場合はシャワー部分まるごと交換しなければなりません。

    リフォーム内容は洗面台の交換や収納機能の追加、新たなデザインの洗面台への変更です。

    洗面台は三面鏡が付いたタイプや洗面台とセパレートになっているタイプ、カウンタータイプなどがあります。

    工事は基本的には1日で完了しますが、床や壁の張り替えなどもおこなうと2日~3日がかかります。

    洗面台リフォームの相場は新規の洗面台の種類にもよりますが、20万円~50万円程度です。

  • 水回りのリフォーム計画のポイント

    水回りのリフォームを成功させるには、いくつかのポイントがあります。

    住宅の中でも水回りは重要な設備で、今後の生活の質や利便性を左右します。

    水回りのリフォームのポイントを紹介するので、参考にしてみてください。

    リフォーム箇所の優先順位を決めておく

    リフォームをおこなう際は家族で話し合い、工事箇所の優先順位を決めておくことが重要です。

    住宅の築年数があるていど経過していると、家族間でリフォームしたい場所が異なる場合があります。

    全てリフォームすると費用がかさみ、予算内に収まらなくなるため優先度の高い部分を決めましょう。

    優先度を決める際は下記のように、現在の不満や不便な場所のリストアップがおすすめです。

    • 浴室が狭い・滑りやすい
    • 浴室に追い炊き機能を付けたい
    • トイレが汚い
    • トイレを和式から洋式に変更したい
    • キッチンの動線が悪く家事の負担が大きい
    • 高齢者がいるためトイレ・階段・浴室に手すりを付けたい
    • 子供がうまれたため壁付きキッチン方対面キッチンに変更したい

    リフォーム箇所が決まったら不満を解決できる住宅設備を調べ、予算に合わせて家族全員が快適に生活できるようリフォームしましょう。

    長期的な視点で考える

    リフォームは今後の家族構成や居住期間など、長期的な視点で考えなくてはいけません。

    家族構成や健康状態などは変化していくため、数年後にも快適に生活できるようにリフォーム計画を立てましょう。

    今は子供が小さいからといって子供向けのリフォームに特化しすぎると、子供が成長して家を離れた後に使い勝手が悪くなる可能性があります。

    また、将来的に両親と同居が見込まれる場合は、高齢者が暮らしやすいように手すりの設置やバリアフリーの導入も検討しましょう。

    高齢者は家庭内でのケガも多く、些細なケガから寝たきりになる可能性も高いため、快適性だけでなく安全性の確保も必要です。

    浴室やトイレなどに手すりを設置したり、スペースを広くしたりすると介護しやすくなります。

    リフォーム計画は今後の事を考え、家族構成の変化やニーズに合わせて長期的な視点で計画を立てましょう。

  • 水回りリフォームを成功させるスケジュール管理

    水回りのリフォームではキッチン・浴室・トイレなど生活において重要な設備が使用できなくなるため、スケジュール管理が重要です。

    キッチン・浴室・トイレなどの水回りのリフォームは、内容によって工期が1週間以上かかる場合があり、住みながらのリフォームが難しいため仮住まいの手配が必要になります。

    リフォームの工期は作業の進み具合によって伸びる場合があるため、余裕を持った仮住まいの手配をしましょう。

    ここでは、一般的な水回りのリフォームの流れを紹介するので、参考にしてみてください。

    リフォーム全体の流れ

    一般的に、リフォームは以下の手順で進めていくため、全体の流れを把握しておきましょう。

    1. 希望のリフォーム内容を決める
    2. リフォーム業者へ問い合わせ・相談
    3. 現地調査
    4. 見積り作成・プラン確認
    5. 契約
    6. 詳細の打ち合わせ
    7. 施工開始
    8. 完成・検査
    9. 引き渡し
    10. アフターメンテナンス

    まずは家族でどのようなリフォーム内容にするか相談し、予算や優先順位を決めておきます。

    希望のリフォーム内容が決まったら、インターネットや口コミで信頼できるリフォーム業者を探しましょう。

    リフォーム業者によって知識や実績・技術が異なるため、業者選びは慎重におこなうのがおすすめです。

    依頼する業者が決まったら、実際に希望のリフォーム箇所を確認してもらい、見積書やスケジュール表を作成してもらいます。

    施工内容や見積金額、施工スケジュールに問題が無ければ、契約して施工開始となります。

    工事はスケジュール通りに進まない場合もあるため、工事の進み具合を確認するためにこまめに立ち会いましょう。

    施工が終了したら完了検査をおこなって、新しい説明書や保証書を受け取って引き渡しとなります。

  • リフォーム会社を選ぶ基準

    水回りのリフォームをおこなう際は実績が豊富で、信頼できる業者を選びましょう。

    質の高いリフォームには専門的な知識や経験、技術が必要です。

    リフォームを手がける会社は以下のような種類があり、会社によって得意分野が異なります。

    • 工務店
    • リフォーム専門会社
    • ハウスメーカーの系列会社

    その他にも、個人でリフォームを請け負っている会社もあり、どこの業者に依頼すればいいか悩む方も少なくありません。

    リフォームは法律上、資格や許可が必要ないため業者によって知識や技術力が大きく異なります。

    水回りのリフォーム業者を選ぶ際の基準を解説するので、参考にしてみてください。

    水回りリフォームで信頼できる業者とは

    リフォームをおこなう際は施工内容にかかわらず、施工実績が豊富で信頼できる業者に依頼しましょう。

    特に、水回りのリフォームでは簡単な手すりや棚の取り付けと異なり、電気設備や配管などの専門的な知識が求められます。

    リフォーム内容によっては有資格者がおこなわなくてはいけない場合もあります。

    業者の中には契約を自社でおこない、施工は下請け業者に丸投げする場合もあるため注意が必要です。

    契約した業者の実績や口コミは良くても下請け業者の技術力や知識量は低く、施工内容に不備があったというトラブルも報告されています。

    リフォーム費用は業者ごとに異なるため、相見積もりをおこなうことも重要です。

    相見積もりをおこなうと希望のリフォーム内容に対する適正価格や、必要な工事内容が把握できます。

    リフォームを依頼する際に相見積もりを取っていると伝えると、高額請求や不要な工事を追加されるなどのトラブルも避けられます。

    水回りのリフォームでは業者のホームページ・口コミ、自社施工の有無を確認し、相見積もりをおこなって納得できる業者に依頼しましょう。

    長期保証やアフターケアの有無

    水回りのリフォームをおこなう際は長期保証や定期点検の有無など、施工後のアフターケアが充実している業者を選びましょう。

    施工後に水漏れや排水管のつまりなど、トラブルが発生する可能性もあります。

    一般的に、設備・器具の故障や不具合、業者による施工不良があった場合、無料で修理・交換などが受けられます。

    トラブルや不具合が発生した際にどこまで保証してくれるか、契約時に書面で確認しましょう。

    水回りのトラブルや不具合は自身で対応できない場合が多いため、長期保証やアフターケアが充実した業者を選びましょう。

  • マンションでの水回りリフォームの注意点

    マンションでは一軒家と異なり他の住人への配慮や、管理組合への届け出などが必要になります。

    リフォームによって隣室の住人とトラブルや、規約違反のリフォームをおこなわないように注意点を把握しておきましょう。

    近所へのあいさつまわり

    マンションのリフォーム時には一軒家同様、工事が始まる前に必ず近所へあいさつまわりをおこないましょう。

    工事中は騒音や業者の出入りによって、他の住民に迷惑をかける可能性があります。

    特に、マンションでは共有部への業者の出入りがあるため、事前の周知が必要です。

    あいさつまわりは業者だけでおこなってくれる場合がありますが、施工主も同行した方がより深い理解を得られます。

    工事中にマンションの住人とトラブルが発生すると、今後の住環境に影響が出る可能性が高いためあいさつまわりをおこないましょう。

    管理組合への届出

    マンションには維持・管理するために管理組合が存在し、さまざまなルールを定めています。

    リフォームをおこなう際は開始日の数週間前に書面にて報告し、管理組合の了承を得ましょう。

    施工開始までに了承を得られていないと、工事車両の出入りや資材の運搬ができない可能性があります。

    さらに、リフォーム箇所の図面や仕様書の提出が求められる場合も少なくありません。

    マンションによっては断熱・遮音などの機能性を保つために、使用する材質が定められている場合もあります。

    管理組合の許可が下りなければ工事が開始できなかったり、最悪の場合、リフォームを断念しなければなりません。

    リフォームの打ち合わせ前に管理規約を確認し、トラブルを未然に防ぎましょう。

  • まとめ

    水回りのリフォームでは数時間で完了するものから数日かかるものまであり、施工内容によって工期が大幅に異なります。
    キッチン・浴室・トイレなどは重要な住居設備であり、施工中の生活に大きな影響を及ぼします。
    特に、トイレ・浴室で大がかりなリフォームをおこなう場合は、仮住まいの手配が必要です。
    マンションのリフォームでは管理組合への事前の届け出が必要になり、了承を得なければ工事に着手できない場合もあります。
    水回りのリフォームでは計画をしっかりと立て、スケジュール管理をおこないましょう。

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