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「ビルトインコンロ、もう使いづらい…」そんな悩みを抱えていませんか?掃除やメンテナンスの手間、交換の難しさに後悔する声も少なくありません。本記事では、ビルトインコンロをやめたいと感じた時の選択肢や注意点をわかりやすく解説します。
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ビルトインコンロをやめたい理由と後悔の声
主なデメリットと不満点
ビルトインコンロには見た目のスッキリ感や掃除のしやすさといった利点がありますが、不満を感じる声も少なくありません。
まず大きなデメリットは、交換や撤去が簡単ではない点です。テーブルコンロとは異なり、専門業者による工事が必要になり、その分費用と手間がかかります。
また、サイズやガスの種類が限られており、自由に選べる範囲が狭いのも不満の一つです。さらに、調子が悪くなっても部分的に修理できないことが多く、全体の交換になるケースもあります。生活スタイルが変わった際に柔軟に対応できない点も、導入後に後悔する原因になりがちです。見た目だけで選んでしまうと、使い勝手にストレスを感じることがあるため注意が必要です。
交換時期の目安はいつ?
ビルトインコンロの交換時期は、おおよそ10年が目安とされています。これは多くのメーカーが部品の保有期間を約10年と定めており、それ以降は修理対応が難しくなるためです。火のつきが悪くなったり、異音がする、火力が安定しないなどの症状が現れたら交換を検討するタイミングです。
また、最新機種と比べると安全機能や省エネ性能が劣る場合もあり、古い機種を長く使い続けることはリスクにつながる可能性もあります。前述の通り、ビルトインコンロの交換には工事が伴うため、急なトラブルで慌てる前に、余裕を持って検討するのがおすすめです。
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ビルトインコンロをやめたい人の選択肢
ガステーブルに交換する方法
ビルトインコンロからガステーブルに交換するには、まず既存のコンロを撤去し、専用の台を用意する必要があります。ビルトインコンロはキッチンに埋め込まれているため、単に外して置き換えるだけでは済まないのが実情です。
撤去後のスペースにはガステーブルを置けるだけの安定した台を設置し、ガスの接続方法も見直す必要があります。都市ガス用かプロパンガス用かを確認し、ガステーブル本体もそれに合ったものを選びましょう。
ガスホースの長さや接続口の位置も要チェックです。ガスの接続作業は安全面からプロに依頼するのが確実です。見た目や使い勝手は変わるものの、メンテナンス性とコストの面ではガステーブルへの交換は合理的な選択と言えます。
据え置き型コンロに交換する方法
据え置き型コンロに交換するには、キッチンの構造に合ったサイズと設置場所の確保が必要です。据え置き型はシステムキッチンの一部として組み込むのではなく、独立した形で設置するため、ビルトインコンロのスペースを塞ぐ工夫も求められます。
まず、既存のビルトインコンロを取り外し、隙間が生まれた場合は天板などでカバーをします。そのうえで、安定性のある据え置き台やラックを用意し、そこに新しいコンロを設置します。ガス栓の位置によっては延長ホースが必要になることもあるため、設置前にガス栓の位置確認は必須です。
安全な設置が難しい場合は、ガス会社やリフォーム業者に相談すると安心です。費用は多少かかりますが、利便性の高い方法です。
既存コンロをテーブルコンロ化する裏ワザ
ビルトインコンロを完全に取り外さずに、テーブルコンロのように再利用する裏ワザがあります。これは、コンロの故障や老朽化があっても本体をそのまま残し、新たにテーブルコンロを設置して使う方法です。
まず電源やガスの元栓を確実に閉めたうえで、ビルトインコンロを使用停止状態にします。そのうえで、ガス栓の位置を確認し、延長ホースなどでテーブルコンロを接続。スペースが限られている場合は、コンロカバーなどを使って調理スペースを確保するのがポイントです。
ただしこの方法は見た目がスマートではないこと、そして設置の安定性や安全面に課題があるため、仮設的な対応として考えるのが無難です。短期間の応急処置や費用を抑えたい場合に検討される方法です。
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ビルトインコンロをやめたいときの撤去と費用
ビルトインコンロの撤去費用はいくらかかる?
ビルトインコンロの撤去には、一般的に1万〜3万円ほどの費用がかかるとされています。価格は地域や業者、そして作業内容によって差が出るため、複数の業者に見積もりを取るのが安心です。例えば、コンロ本体の取り外しだけなら比較的安く済みますが、設置部分の補修やガス栓の処理を含めると追加費用が発生することがあります。
また、都市ガスとプロパンガスでは作業手順が異なるため、費用にも影響が出るケースがあります。コンロを撤去するだけでなく、新しい機器に交換する場合は、その設置費用も別途必要です。費用を抑えたい場合でも、安全面を考慮し、専門のガス業者やリフォーム業者に依頼することが推奨されます。
ビルトインコンロの正しい捨て方と注意点
ビルトインコンロを処分する際は、自治体のルールに従って処理する必要があります。多くの地域では「粗大ごみ」として分類されますが、サイズや素材によって回収方法が異なる場合もあるため、事前に確認が必要です。
自治体によっては、事前申し込みや処理券の購入が必要になることもあります。また、取り外したコンロにはガスの残留があることもあるため、設置業者やガス会社による安全確認を行ってから廃棄するのが望ましいです。
リサイクルショップや不用品回収業者を利用する方法もありますが、買取対象外になることが多いため、あらかじめ問い合わせておきましょう。不適切な処分は火災や事故のリスクにもつながるため、慎重に対応することが大切です。
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ビルトインコンロをやめたい人のDIY対策
コンロ台をDIYで活用する方法
ビルトインコンロを撤去した後のスペースを有効活用するために、DIYでコンロ台を設置する方法があります。
市販の木製天板やステンレス板を使えば、簡易的な作業台や収納スペースとして再利用できます。ホームセンターなどで販売されているキッチンパネルやカット済みの板を利用すると、初心者でも比較的スムーズに作業が進みます。重要なのは、耐熱性と耐荷重を考慮した材料選びです。
重い調理器具を置くことも想定して、しっかりと固定する必要があります。加えて、見た目にもこだわると生活の満足度が高まります。デザインシートやタイルシールを使えば、見栄えも良くなり、オリジナルのキッチン空間を楽しむことができます。
コンロスペースを安全に塞ぐには?
使わなくなったビルトインコンロのスペースを安全に塞ぐには、耐熱性と通気性のある素材を使ったカバーが効果的です。例えば、アルミ製やステンレス製の板をはめ込み、隙間をコーキング剤などで密閉すれば、見た目もすっきりと仕上がります。また、木製の天板を使う場合は、焦げや熱による変形を防ぐために耐熱マットを敷くなどの対策が必要です。DIYに自信がない場合は、家具やキッチンパーツを取り扱うショップで専用の蓋パネルを探すのも手です。安全性の観点から、ガス栓の処理が適切にされているかも必ず確認しましょう。未使用のスペースを放置すると、ホコリや湿気の温床になるため、早めの対策が望まれます。
普通に使える状態を維持する工夫
ビルトインコンロを今後も安全かつ普通に使い続けるためには、日常的なメンテナンスと点検が重要です。焦げ付きや油汚れをこまめに掃除することはもちろん、バーナーの火力や着火の状態にも注目しましょう。
異常がある場合は放置せず、メーカーやガス会社に相談してください。また、フィルターやグリル部分の清掃も見落としがちですが、これらの部分も定期的に手入れすることで故障を防ぎやすくなります。さらに、コンロ周辺に可燃物を置かないなど、使い方にも注意を払いましょう。
見た目が正常でも、内部に不具合がある場合もあるため、年に1回程度の点検を受けるのがおすすめです。日頃から意識しておくことで、安心して長く使い続けられます。
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まとめ
ビルトインコンロに不満や不便を感じているなら、今が見直しのタイミングかもしれません。撤去や交換には費用や手間がかかりますが、暮らしやすさや安全性を考えると決して無駄ではありません。選択肢を正しく知ることで、後悔のない判断ができます。まずは自宅の状況と自分の生活スタイルを見直してみましょう。