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「部屋数がもう1つあれば…」と感じたことはありませんか?家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて、2部屋を3部屋にリフォームする人が増えています。とはいえ、費用や工事内容が分からず不安な方も多いはず。この記事では、費用相場から注意点、間取り変更のコツまで、わかりやすく解説します。
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2部屋を3部屋にリフォーム費用の相場とは
2部屋を3部屋にリフォームする際の費用は、工事内容や建物の構造によって異なります。ここではその相場を詳しく紹介します。
2部屋を3部屋にするリフォームの基本知識
2部屋を3部屋にリフォームする際は、間取りの変更と新たな壁の設置が主な工事内容となります。既存のスペースを仕切るだけの簡易な工事から、配線や空調の再配置を伴う本格的な工事まで、内容によって工数も費用も変わってきます。
また、建物の構造によっては壁を新設できないケースもあるため、事前に現地調査を行うことが重要です。特にマンションなどの集合住宅では、管理規約や上下階への影響にも注意が必要です。快適な3部屋を実現するためには、間取りのバランスと各部屋の用途もよく考慮する必要があります。
リフォームにかかる期間と工程の流れ
2部屋を3部屋にするリフォームの工期は、一般的に1週間から3週間程度が目安です。工事の流れは、最初に現地調査とプラン設計を行い、その後、壁の設置や内装工事に移ります。軽微な間仕切りのみなら短期間で終わりますが、電気配線や給排水工事を伴う場合は工程が増えるため時間がかかります。
施工中は騒音や粉塵も出るため、近隣住民への配慮も欠かせません。工程の見通しを事前に把握しておくことで、工事中のトラブルやスケジュール調整がしやすくなります。工務店や業者との綿密な打ち合わせが、スムーズな進行のカギとなります。
壁をぶち抜く費用の目安は?
壁をぶち抜く際の費用は、木造住宅であれば約5万~15万円、鉄筋コンクリート造では20万~50万円程度が一般的です。金額に幅があるのは、壁の構造や撤去範囲、補修の有無によって大きく変わるためです。特に構造上重要な「耐力壁」を撤去する場合には、補強工事が必要になり、費用はさらに高額になります。
前述の通り、マンションでは共用部分や規約の制限があるため、ぶち抜きができないケースもあります。費用を抑えたい場合は、撤去ではなく壁の位置を調整したり、可動式の間仕切りを利用するなどの選択肢も検討できます。
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2部屋を3部屋にリフォーム費用に影響する要素
リフォーム費用は、間取りや工事の規模、建物の構造によって大きく変動します。ここでは主な影響要因を解説します。
間取り変更リフォームで注意すべきポイント
間取り変更のリフォームでは、見た目の変化だけでなく、構造やライフラインへの影響にも注意が必要です。特に壁の移動や撤去を伴う場合、耐震性や換気、採光など法律に関わる部分も出てきます。
また、家族構成の変化や生活動線を考慮せずに部屋数だけ増やしてしまうと、使いにくい間取りになることもあります。工事内容によっては事前に建築確認申請が必要になることもあるため、自己判断で進めず、専門業者に相談するのが安心です。
将来の使い方まで見据えた上で、目的に合った間取り変更を検討しましょう。
2LDKを3LDKにする費用と注意点
2LDKを3LDKにリフォームする場合、目安として60万円〜150万円ほどの費用がかかることが多いです。工事内容によっては壁の新設だけで済むケースもありますが、空調・照明・コンセントの移設が必要になると追加費用が発生します。
また、居住スペースを分けることで一部屋あたりの広さが狭くなり、収納や採光のバランスが崩れる可能性もあります。分割後の各部屋の用途を明確にし、居住性を損なわない設計にすることが大切です。
マンションの場合は管理規約で制限されているケースもあるため、事前確認を忘れずに行いましょう。
DIYでの間取り変更はどこまで可能?
DIYで間取りを変更する際は、軽微な工事にとどめることが基本です。たとえば、簡易的なパーテーションや可動式の間仕切りを設置する程度であれば、専門業者を介さずに対応可能です。ただし、固定壁の新設や撤去、電気・水道工事を伴う作業は法律上の制限や危険を伴うため、自分で行うのは避けたほうが良いでしょう。
特に構造に関わる部分を誤って施工してしまうと、耐震性の低下やトラブルの原因になります。安全性と仕上がりの精度を重視する場合は、プロと協力しながら一部DIYを取り入れる方法が現実的です。
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他の間取り変更と2部屋を3部屋にリフォーム費用の比較
2部屋を3部屋にするケースと、他の間取り変更とを比較することで、費用や工事内容の違いをより具体的に把握できます。
3部屋を4部屋にリフォームする場合の費用感
3部屋を4部屋にリフォームする場合、一般的な費用の目安は80万円〜180万円ほどです。壁の新設やドアの追加、照明やコンセントの移設が主な工事内容となります。間取りによっては窓やエアコンの位置も変更する必要があり、コストがかさむこともあります。
また、部屋を小さく分けることで空間が狭くなり、居住性が損なわれる恐れもあるため注意が必要です。家族構成や目的に応じて適切な広さを確保しつつ、採光や通風といった快適性も考慮しましょう。マンションでは管理組合の規定によって制限がある場合があるため、事前確認が欠かせません。
2部屋を1部屋にリフォームするケースと比較する
2部屋を1部屋にリフォームするケースは、3部屋を4部屋に増やす場合とは逆で「広さの確保」が目的となります。費用は比較的安価で、30万円〜70万円程度で済むことが多いです。壁の撤去や床・天井の補修が主な作業ですが、間仕切りの構造によっては補強工事が必要になることもあります。
一方、部屋数が減るため、将来的に家族構成が変化する場合は注意が必要です。前述の通り、部屋を増やす場合とは異なるメリットとリスクがあるため、自分たちのライフスタイルに合った選択をすることが重要です。
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2部屋を3部屋にリフォームと築年数別リフォーム費用
築年数によって必要な工事内容や費用は大きく変わります。2部屋を3部屋にする際の築年数ごとの費用傾向を紹介します。
築40年の物件をリフォームする際の費用目安
築40年の物件をリフォームする場合、部分的な改修なら100万円〜300万円前後、フルリフォームでは800万円〜1,500万円程度が目安となります。老朽化の進行具合によって必要な工事内容が大きく異なり、水回りの配管交換や断熱材の入れ替え、構造の補強など、見えない部分の工事が多くなる傾向があります。
また、古い物件では現行の建築基準に合っていないケースもあり、補修に時間と費用がかかる点も要注意です。見た目を整えるだけでなく、安全性や機能性を高める視点で計画することが、長く快適に住み続けるためのポイントです。
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まとめ
2部屋を3部屋にリフォームする際は、費用だけでなく構造や生活動線、将来の使い方まで見据えることが大切です。安易に部屋数を増やすと、暮らしやすさが損なわれることもあります。目的に合った間取りを実現するには、専門家との丁寧な相談と柔軟な発想が鍵です。暮らしを豊かにする選択をしましょう。