リフォームコラム・お役立ち情報 2025年9月1日

中古マンションの床は張り替えるべき?後悔しないための費用・選び方・注意点を解説

中古マンションの床は張り替えるべき?後悔しないための費用・選び方・注意点を解説
  • 「床なんて気にしなくても大丈夫だと思ってた…」そんな後悔をしていませんか?中古マンションを購入して住み始めてから、床の不満に気づく人は少なくありません。見た目や機能性、快適さに直結する床の選び方や張り替えのタイミングについて、後悔しないためのポイントをわかりやすく解説します。

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  • 中古マンションの床を張り替えればよかったと後悔する理由

    中古マンションの床は見落とされやすいポイントですが、住み始めてから不満や後悔が生まれることも少なくありません。実例を交えながらその理由を解説します。

    購入時に床の状態を見落としがち

    中古マンションを購入する際、内装や間取り、立地などに意識が向きがちで、床の状態はつい後回しにされてしまうことがあります。

    特に一見きれいに見えるフローリングでも、経年劣化による沈みやきしみ、表面のコーティング剥がれが隠れている場合があります。こうした不具合は実際に住み始めてからでないと気づきにくく、後々の後悔につながる原因の一つです。

    購入前の内覧時には、できるだけ室内を歩き回って床の沈みや音をチェックしたり、床下の構造に関する情報も確認しておくことが大切です。内装の印象だけで判断せず、床の「使い心地」まで想定しておくことが、長く快適に暮らすためのポイントです。

    入居後に気づく床の不満とギャップ

    中古マンションに引っ越してしばらく経つと、「なんとなく歩きにくい」「床が冷たく感じる」といった違和感を覚えることがあります。内覧時には家具がない状態だったり、短時間しか滞在しないため、実際の生活における床の使用感までは把握しにくいのが現実です。

    特に冬場は、古いフローリングの断熱性の低さや、音の響き方がストレスになるケースもあります。また、ペットや子どもがいる家庭では滑りやすさや傷の付きやすさが気になるようになるなど、暮らし方によって不満の内容も変化します。

    住み始めて初めて見えてくる課題があることを想定し、床材の性能や質感にも意識を向けて選ぶことが重要です。

    リフォーム計画から床が抜けていた失敗例

    中古マンションのリフォームを考える際、どうしても水回りや壁紙といった見た目や機能面でわかりやすい部分に意識が向きやすく、床のリフォームが後回しになるケースがよくあります。

    しかし、後から床の張り替えを検討すると、すでに設置した家具や新しい内装を一度取り外す必要が出てきたり、工事が複雑になって費用がかさむこともあります。

    また、せっかくおしゃれに仕上げた部屋でも、床だけが古いままだと全体の印象がチグハグになってしまうことも。

    こうした失敗を避けるためには、リフォーム全体の計画段階で床の仕上げもセットで検討しておくことが大切です。暮らしの快適性に直結する床こそ、初期から優先順位を上げておきたい部分です。

  • 中古マンションの床を張り替えればよかったと思う費用感

    床を張り替えたいと思っても、どのくらいの費用がかかるのかは気になるところです。広さや工法による違いを把握しておくことが重要です。

    フローリング張替え費用の目安|6畳と3LDKの違い

    フローリングの張り替えを検討する際、部屋の広さによって費用が大きく変わることを知っておくと安心です。

    たとえば、6畳程度の張り替えであれば材料と工賃を合わせて7万〜12万円程度が相場となります。これに対して、3LDK全体の床を張り替える場合は、面積が約50〜70㎡前後になるため、40万〜80万円程度が目安です。使用する床材のグレードや張り替えの方法(重ね張りか撤去張りか)によっても金額は変動します。

    また、施工業者によっても見積もりに差が出やすいため、複数社から見積もりをとるのが得策です。部分的に張り替えるのか、全面を新調するのかで、費用計画の立て方も異なってきますので、自宅の状況に合わせて無理のないプランを選ぶことが大切です。

    リフォーム費用150万円でできる床の工事

    予算150万円でリフォームを検討する場合、床の工事にどれだけ充てられるかは全体計画によって異なります。ただ、床に重点を置く場合は、質の高いフローリング材で3LDK全体を張り替えることも可能です。

    たとえば、防音性能や耐水性に優れた複合フローリング材を選び、既存の床の上から重ね張りする施工であれば、コストを抑えながらも見た目と性能を向上させることができます。さらに、玄関や廊下などの高頻度エリアだけを重点的に改修することで、予算内で効果的な仕上がりにする方法もあります。

    一方で、床暖房の導入や無垢材への全面張り替えとなると150万円では難しいこともあるため、どの部分に優先順位をつけるかを明確にしておくことが成功のポイントです。

    中古マンションのフルリノベ費用の相場とは

    中古マンションをフルリノベーションする場合、かかる費用は物件の広さや希望する仕上がりによって大きく異なります。一般的な70㎡前後の物件であれば、フルリノベの費用は800万〜1,200万円がひとつの目安とされています。

    内訳としては、キッチンや浴室などの設備交換、間取り変更、断熱強化、そして床や壁の全面的な仕上げ直しなどが含まれます。グレードの高い建材を使用したり、デザイン性の高いプランを選ぶと予算はさらに上がります。

    中古物件は購入価格を抑えられるメリットがある一方、リノベ費用が思ったより膨らむこともあるため、資金計画を立てる際には余裕を持って考えるのが賢明です。事前にリノベ専門業者と相談し、どこにお金をかけるかの優先順位を決めることが成功の鍵になります。

  • 床張り替えの失敗から学ぶ注意点

    床の張り替えは見た目以上に慎重な判断が求められます。よくある失敗例を知っておくことで、後悔のないリフォームにつなげることができます。

    フローリング重ね張りでありがちな失敗例

    フローリングの重ね張りは、既存の床を撤去せずに新しい床材を上から貼る方法で、工期やコストを抑えられる点が魅力です。

    ただし、手軽に見える反面、注意すべきポイントを見落とすと後悔につながるケースが少なくありません。たとえば、元の床がすでに沈みやすい状態だった場合、その上に新しい床材を貼っても根本的な改善にはなりません。

    また、ドアや収納の開閉部分の高さが合わなくなり、建具の調整が必要になることもあります。さらに、防音性能や耐水性に優れた材を選ばなかったことで、生活音が階下に響いたり、湿気で床が浮いてしまうといった事例も多くあります。

    重ね張りを検討する際は、見た目の仕上がりだけでなく、下地の状態や周辺の構造も含めた総合的な判断が欠かせません。

    床張り替えDIYが難しいと言われる理由

    DIYで床を張り替えたいと考える方も増えていますが、実際にはハードルの高い作業です。まず難しいのは、床材を均一な高さと角度で正確に並べていくこと。少しのズレが蓄積すると、見た目の美しさが損なわれるだけでなく、床鳴りや浮きの原因になります。

    さらに、下地の処理や断熱材、防音材の配置など、見えない部分に手間がかかるのもDIYを難しくしている理由の一つです。工具の扱いにも慣れが必要で、カッターや電動ノコギリなどを使いこなせないと安全性にも不安が残ります。

    もちろん、仕上げが不十分なままだと家全体の印象が雑に見えてしまうことも。コスト削減を目的にDIYを選ぶ場合でも、時間や労力、技術的なリスクを十分に理解したうえで判断することが大切です。

  • 張り替えを検討すべき床のタイミング

    床の張り替えは見た目の劣化だけでなく、使用感や生活の変化も判断材料になります。適切なタイミングを見極めることが大切です。

    フローリングの寿命は何年くらい?

    フローリングの寿命は、素材や使用環境によって異なりますが、おおよそ10年〜30年が目安とされています。合板を使用した一般的な複合フローリングは10〜20年、天然木の無垢フローリングになると30年以上もつ場合もあります。

    ただし、これは見た目や機能を維持できる期間のことであり、実際にはもっと早い段階で劣化に気づくこともあります。たとえば、きしみ音がしたり、表面がめくれてきたり、水シミが取れなくなってきたら、寿命のサインです。

    さらに、ペットや小さなお子さんがいる家庭では摩耗が早まることもあります。床の寿命を伸ばすためには、定期的なワックスがけやコーティングなどのメンテナンスが効果的です。目に見える劣化が少なくても、歩いたときの感覚や掃除のしやすさなども含めて、総合的に見直すことが大切です。

    床の張り替え費用はいくらかかる?

    床の張り替え費用は、床材の種類や施工面積、工事内容によって大きく変わります。たとえば、6畳程度の部屋であれば、安価なフローリング材を使った場合で7〜12万円前後が相場です。一方で、3LDKのように広い空間全体を張り替える場合は、30万〜80万円程度を見込んでおくとよいでしょう。

    また、古い床を撤去してから新しい床を張る「張り替え工法」は、既存床の上に重ねて施工する「重ね張り」よりも費用が高くなる傾向があります。さらに、防音性や耐水性などの性能が高い床材を選ぶと、1㎡あたりの単価も上がります。

    予算に応じて素材や施工方法を選ぶことがポイントですが、複数社から見積もりをとって比較することで、過不足のない費用感を把握しやすくなります。

  • 中古マンションの床選びで後悔しないために

    中古マンションの床選びは、見た目だけでなく機能性や暮らし方との相性も重要です。後悔を防ぐための視点を押さえておきましょう。

    床を変えたいと思ったときのチェックポイント

    床を張り替えたいと感じたときは、まず「なぜ変えたいのか」という目的をはっきりさせることが大切です。

    たとえば、見た目の古さが気になるのか、歩いたときの音や沈みが気になるのか、掃除のしにくさにストレスを感じているのかによって、最適な床材や施工方法が異なります。

    次に確認したいのは、現状の床の状態です。ひび割れや浮き、床鳴りなどがある場合は、単なる表面の張り替えでは解決しないこともあります。

    また、マンションの場合は遮音性能などの管理規約も事前にチェックが必要です。さらに、家族構成やライフスタイルに合った機能性(防音・防水・滑りにくさなど)も重要な要素です。見た目だけで選ぶと後悔しやすいため、実用性と将来的な耐久性も含めて検討するようにしましょう。

    床の色が部屋の印象に与える影響

    床の色は、部屋全体の雰囲気を大きく左右する要素です。明るい色のフローリングは空間を広く見せる効果があり、ナチュラルで開放的な印象を与えます。逆に、ダークブラウンやグレーなどの濃い色は重厚感や落ち着きを演出し、ホテルライクなインテリアにもよく合います。

    ただし、濃い色はホコリや傷が目立ちやすく、日々の掃除がこまめに必要になる点も知っておきたいポイントです。また、家具との相性も見逃せません。床の色と家具の色が極端に異なると、空間にちぐはぐな印象が生まれることもあります。

    インテリア全体のバランスを考慮しながら、好みだけでなく実用性や生活動線に合わせて選ぶと、後悔のない空間づくりにつながります。サンプル材を実際の部屋で確認してみるのもおすすめです。

    フローリングコーティングの効果と限界

    フローリングコーティングは、床の表面に保護層を作ることで、傷や汚れ、水分から守る施工方法です。特に小さなお子さんやペットがいる家庭では、滑りにくさや清掃のしやすさが大きなメリットになります。

    また、ワックスがけの手間が不要になるタイプもあり、日々のメンテナンスをラクにしたい人にも向いています。一方で、コーティングにも種類があり、ガラス系・ウレタン系・シリコン系などによって耐久性や質感が異なります。

    ただし、どれだけ高性能なコーティングでも、経年による劣化は避けられません。また、すでに劣化が進んでいる床に施工しても、下地の傷みまではカバーできない点も注意が必要です。

    フローリング自体の寿命を延ばす目的ではなく、あくまで「日常の負担を減らす補助的な手段」として考えると後悔しにくくなります。

  • まとめ

    中古マンションの床リフォームは、後回しにされがちなポイントですが、実際の暮らし心地を大きく左右します。見た目だけでなく、歩き心地や遮音性、断熱性などの機能面も含めて床を見直すことは、日常の快適さや満足度につながります。

    また、工事費用や施工方法を事前に理解し、ライフスタイルや将来設計に合った選択をすることが後悔を防ぐ鍵です。小さな違和感を放置せず、「気になる今」が見直すタイミングかもしれません。

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