H様より、「キッチンを対面式にしたい」とご依頼をいただきました。

以前は、壁に沿って付けられたキッチンを使用されていました。

レトロで素敵な床でしたが、こちらも一新されたいとのこと。

天井や壁にはところどころ染みが見られたので、全体を無垢材で仕上げさせていただくことになりました。

天井にも、もう少し高さがほしいとのことでした。

新しいキッチンには、クリナップの「ラクエラ」をお選びいただきました。

キッチンとリビングの境目に腰壁を設置して、ご家族と対面で料理ができるようにしています。

天井と壁は杉の無垢材で仕上げました。

キッチンと背面の台所収納の色味は、天然の無垢材に合う柔らかい色調をチョイスしています。

天井と壁、床は一度全て解体し、断熱材を入れることで暖房効率もアップしました。

天井は、梁をあえて見せる形で2.2mから2.4mに。
以前よりも開放的な空間に生まれ変わりました。

また、「畳のスペースもほしい」とのご希望でしたので、高さを上げて小上がりを設置しました。

畳には、カビやダニの発生を抑える和紙畳を使用しています。

暖炉の新設もご希望でしたので、暖炉屋さんに依頼して設置していただきました。

安心して火を取り扱っていただけるよう、暖炉スペースには防火対策のタイル仕上げをしております。

アルミフレームを使用していた窓や勝手口は、外気の熱を通しにくい樹脂フレームの複層ガラスに変更。

窓ガラスから熱が逃げにくいので冬は暖かく、暖房を使っても結露ができにくい仕様となっています。

長年愛着を持って使用されてきたキッチンが、素敵な和の空間に生まれ変わりました。