外壁塗装の基礎知識 2026年10月12日

外壁塗装の相場はいくら?20坪・30坪・40坪の費用と適正価格の見極め方

外壁塗装の相場はいくら?20坪・30坪・40坪の費用と適正価格の見極め方
  • 「そろそろ外壁を塗り替えたいけれど、いくらかかるのだろう」「業者から見積もりをもらったものの、金額が妥当なのかわからない」

    外壁塗装は、数十万円から100万円以上かかることもある工事です。決して安い買い物ではないからこそ、事前に費用の目安を知っておきたいものです。

    一般的な2階建て住宅の場合、外壁塗装の相場は20坪で40万〜100万円、30坪で60万〜110万円、40坪で80万〜130万円程度です。

    この記事では、坪数別の費用相場に加え、工事費用の内訳や見積もりで確認したいポイントを解説します。

  • 外壁塗装の費用相場はいくら?坪数別の目安

    外壁塗装は、建物が大きくなるほど費用も高くなる傾向があります。

    一般的な2階建て住宅で、足場の設置や高圧洗浄などの基本工事を含めた場合、費用の目安は次のとおりです。

    延べ床面積 外壁面積の目安 外壁塗装の費用相場
    20坪(約66㎡) 約80〜90㎡ 40万〜100万円
    30坪(約99㎡) 約120〜140㎡ 60万〜110万円
    40坪(約132㎡) 約160〜185㎡ 80万〜130万円

    ここで注意したいのが、「坪数」は土地の広さではなく、各階の床面積を合計した延べ床面積を指すという点です。

    例えば、1階が15坪、2階も15坪なら、延べ床面積は30坪となります。

    また、同じ30坪でも、建物の形状や窓の大きさによって実際の塗装面積は異なります。

    20坪・2階建ての外壁塗装の費用相場

    20坪・2階建て住宅の外壁塗装は、40万〜100万円程度が目安です。

    外壁の面積が比較的小さいため、塗料の使用量や作業時間を抑えやすいのが特徴です。外壁の傷みが少なければ、費用を抑えて塗り替えられる可能性があります。

    ただし、住宅が小さくても、多くの2階建て住宅では足場の設置や高圧洗浄が必要です。そのため、30坪の住宅と比べて費用が大幅に安くなるとは限りません。

    また、隣家との距離が近い住宅では、足場の組み立てに手間がかかることもあります。

    20坪の住宅では、塗装費用に加え、足場代や補修費が総額にどのくらい影響しているかを確認しておきましょう。

    30坪・2階建ての外壁塗装の費用相場

    30坪・2階建て住宅なら、60万〜110万円程度が相場となります。

    外壁面積は約120〜140㎡と推定されますが、実際に塗装する面積は窓やドアなどを除いて算出します。

    一般的なシリコン塗料を使用する場合、建物の状態によっては100万円以内に収まることもあるでしょう。

    ただ、フッ素塗料や無機塗料など、耐久性を重視した塗料を選ぶと、100万円を超えるケースもあります。

    そのため、30坪の住宅で120万円の見積もりが出たとしても、それだけで割高とは判断できません。

    シーリングの全面的な打ち替えや外壁の補修、雨樋などの付帯部塗装が含まれていれば、相応の費用がかかるためです。

    そのため、金額だけで判断せず、何にいくらかかっているのかを把握しましょう。

    40坪・2階建ての外壁塗装の費用相場

    40坪・2階建て住宅の外壁塗装は、80万〜130万円程度が相場の目安です。

    30坪の住宅より塗装する面積が広くなるため、塗料代や施工費も増加します。バルコニーや出窓が多い建物では、さらに費用がかかる可能性があります。

    また、40坪程度の住宅になると、塗料の種類による総額の差も大きくなります。

    初期費用を重視するならシリコン塗料、塗り替え回数を減らしたいならフッ素塗料や無機塗料など、今後の住まい方に合わせて選ぶことが大切です。

    関連記事:【保存版】外壁リフォームの費用相場と施工事例

  • 外壁塗装における工事費用の内訳

    外壁塗装の見積もりには、塗装費用以外にもさまざまな項目が記載されています。

    具体的に、どのような内訳となっているのかを解説します。

    塗料の種類別|平米単価と耐用年数

    外壁塗装で使用する塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ価格や耐久性が異なります。

    塗料の種類 平米単価の目安 耐用年数の目安
    シリコン塗料 2,300〜3,000円/㎡ 10〜15年
    ラジカル制御型塗料 2,500〜3,500円/㎡ 12〜15年
    フッ素塗料 3,500〜4,500円/㎡ 15〜20年
    無機塗料 4,500〜5,500円/㎡ 20〜25年

    価格と耐久性のバランスを重視する場合は、シリコン塗料やラジカル制御型塗料が適している場合が多いです。

    ただ、フッ素塗料や無機塗料は初期費用が高めですが、耐候性に優れた製品が多く、塗り替え周期を延ばしやすくなります。

    そのため、予算だけでなく、今後どのくらい住み続けるかも考えて塗料を選ぶことが重要です。

    足場代・高圧洗浄・下地補修などの費用

    塗装以外に必要となる工事費用も確認しておきましょう。

    工事項目 単価の目安 主な内容
    足場設置 700〜1,200円/㎡ 足場の組み立て・解体など
    高圧洗浄 100〜300円/㎡ 外壁の汚れや劣化した塗膜の除去
    シーリング打ち替え 800〜1,500円/m 古いシーリング材の撤去・充填
    下地補修 補修範囲により変動 ひび割れや欠損部分の修復
    付帯部塗装 塗装箇所により変動 雨樋・破風板・軒天などの塗装

    なかでも足場代は、30坪程度の住宅で15万〜25万円前後かかることがあります。

    「足場にこれほど費用がかかるの?」と感じるかもしれませんが、高所で安全に作業し、塗り残しを防ぐために重要な設備です。

    また、外壁の汚れや劣化した塗膜を取り除く高圧洗浄、塗料の密着性を高める下地処理も必要となります。

    これらの作業が不十分だと、施工後の塗膜の剥がれや膨れにつながるおそれがあるため、むやみに省略するのは危険です。

    見積もりを比較するときは、必要な工程が省略されていないかも確認しましょう。

    坪数から塗装面積と費用を計算する方法

    外壁面積は、延べ床面積から大まかに推定できます。

    一般的な計算方法は、次のとおりです。

    外壁面積の目安(㎡)=延べ床面積(㎡)×1.2〜1.4

    例えば、延べ床面積30坪の住宅で、係数を1.2とした場合は次の計算になります。

    • 30坪×3.3㎡=約99㎡
    • 99㎡×1.2=約119㎡
    • 119㎡×塗装単価2,800円=約33万3,200円

    この計算では、外壁面積の概算をそのまま塗装面積と仮定しているため、塗装工事部分の費用は約33万円です。

    実際には、窓やドアなどの塗装しない部分を差し引き、建物の凹凸やバルコニーなども考慮する必要があります。

    さらに、算出した塗装費用に足場代や洗浄費、シーリング補修費などを加えたものが工事総額です。

    正確な金額を知りたい場合は、現地調査で塗装面積と外壁の劣化状況を確認してもらいましょう。

    関連記事:外壁塗装の吹き付け工法とは?メリット・デメリットと費用相場を解説

  • 外壁塗装の費用が相場より高くなる3つの理由

    相場表と見積もりを比較して、「思っていたより高い」と感じることもあるでしょう。

    外壁塗装は同じ坪数でも建物ごとに施工条件が異なるため、金額に差が出ます。

    ここでは、費用が上がりやすい代表的なケースを紹介します。

    外壁の劣化が進み、補修工事が増える

    外壁にひび割れや塗膜の剥がれがある場合、塗装前の補修に費用がかかります。

    特に注意したいのは、次のような症状です。

    • 外壁を触ると白い粉が付く(チョーキング現象)
    • 外壁にひび割れが生じている
    • シーリングが硬くなり、割れたり剥がれたりしている
    • 塗膜の膨れや剥がれが目立つ

    軽度の劣化なら下地処理で対応できる場合がありますが、雨水が内部に入り込んでいる場合は、外壁材そのものの修理が必要です。

    塗装だけで済むと思っていたところに補修工事が加われば、その分費用も上がるでしょう。

    ただ、外壁の異変に気づいた段階で点検を依頼すれば、劣化の進行を防げる場合もあるため日頃から建物に関心を寄せることが大切です。

    建物の形状や階数によって施工の手間が変わる

    住宅の広さが同じでも、建物の形によって必要な作業量は変わります。

    例えば、凹凸が多い外壁や複数のバルコニーがある住宅では、塗装面積が広くなったり、細かな作業が増えたりします。

    3階建て住宅の場合は、2階建てよりも高い位置での作業が必要となるため、足場代が高くなることもあるでしょう。

    さらに、住宅密集地では足場を設置するスペースが限られる場合もあります。

    相場を上回る見積もりが出たときは、建物の形状や周辺環境による追加費用が含まれていないか確認してみてください。

    屋根や雨樋などの付帯工事が追加される

    外壁塗装の見積もりには、外壁以外の工事が含まれている場合があります。

    屋根塗装や雨樋の補修、軒天の塗装など、こうした工事をまとめて行うと、外壁だけを塗装する場合より総額は高くなります。

    ただ、必要な工事を同時に済ませることで、将来的なメンテナンスの手間や足場の設置回数を減らしやすくなります。結果的に、トータルで計算すると安価に済ませやすくなる場合も少なくありません。

    見積もりに付帯工事が含まれている場合は、それぞれの施工内容を確認し、今すぐ必要な工事なのか相談してみましょう。

  • 外壁塗装の見積もりが適正価格か見極めるポイント

    外壁塗装の見積もりは、合計金額が安ければよいというものではありません。

    適正価格を判断するには、費用と施工内容の両方を確認することが重要です。

    塗装面積と単価が明記されているか

    見積書では、塗装面積・平米単価・金額が具体的に記載されているかを確認しましょう。

    例えば、「外壁塗装工事一式 80万円」とだけ書かれていても、どの部分を何㎡塗装するのかわかりません。

    一方、「外壁塗装120㎡×3,000円」と記載されていれば、数量と単価をもとに金額を確認できます。

    面積に疑問がある場合は、算出根拠を説明してもらうことも大切です。

    業者によって数量の算出方法が異なることもあるため、単価だけでなく施工範囲までそろえて比較しましょう。

    塗料名・施工工程・保証内容が明確か

    見積書に「シリコン塗料」と書かれていても、それだけで使用する製品の品質までは判断できません。

    同じ種類の塗料でも、メーカーや製品によって性能が異なるためです。

    確認したいのは、次の項目です。

    確認項目 チェックする内容
    塗料 メーカー名・製品名
    塗装工程 下塗り・中塗り・上塗りの内容
    下地処理 洗浄・ひび割れ補修・シーリング処理
    保証 保証期間・対象範囲・適用条件
    追加費用 発生する条件と事前確認の方法

    一般的な外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3工程が基本ですが、製品や外壁の状態によって仕様が変わる場合もあります。

    使用する塗料の仕様に沿って施工されるか、事前に確認しておくとよいでしょう。

    また、保証期間だけでなく、どのような不具合が保証対象になるのかも確認しておけば、施工後のトラブルを防ぎやすくなります。

    極端に安い・高い見積もりになっていないか

    複数の業者から見積もりを取ると、数十万円の差が出ることもあります。

    安い見積もりには魅力を感じますが、必要な補修や施工工程が含まれていない可能性もあるため、注意が必要です。

    とはいえ、高額な見積もりであっても、高耐久塗料や丁寧な下地補修が含まれていれば、妥当な場合もあります。

    見積もりの詳細をきちんと確認し、金額と施工内容のバランスが合っているかを確認しましょう。

  • 外壁塗装の費用を抑える3つの方法

    外壁塗装は工事の進め方を工夫することで、余計な出費を減らせる場合があります。

    ただし、必要な工程を削って費用を安くすると、早期の塗り直しにつながりかねません。

    品質を保ちながら費用を抑える方法を見ていきましょう。

    複数の業者から相見積もりを取る

    外壁塗装を依頼する際は、2〜3社程度から相見積もりを取ると比較しやすくなります。

    1社だけでは価格の妥当性を判断しにくいですが、複数の見積もりを並べることで、費用や提案内容の違いが見えてきます。

    その際は、各社に同じ希望条件を伝えることが重要です。

    例えば、希望する塗料の性能や予算、施工範囲をそろえておけば、比較の基準が明確になります。

    金額だけでなく、劣化状況の説明や補修方法、工事後の対応も含めて検討しましょう。

    屋根塗装と同時に施工して足場代を節約する

    屋根の塗り替え時期が近い場合は、外壁とまとめて施工する方法もあります。

    外壁塗装と屋根塗装を別々の時期に行うと、その都度足場を設置しなければならない場合があります。

    一方、同時施工なら足場を共用できるため、別々に工事する場合と比べてトータルの費用を抑えられる可能性があります。

    もちろん、屋根の状態が良好なら無理に塗装する必要はありません。

    屋根の劣化状況を確認し、同時施工が必要かどうかを判断してもらいましょう。

    補助金・助成金を利用できるか確認する

    自治体によっては、住宅リフォームを対象とした助成制度が設けられています。

    例えば、笠岡市では2026年度に「住宅リフォーム助成金」を実施しています。

    助成対象経費の2分の1を補助する制度で、通常の上限額は12万円です。65歳以上の方のみの世帯や障がい者を含む世帯、非課税世帯など、一定の条件に該当する場合は上限15万円となります。

    ただし、笠岡市内の施工業者を利用することなどの条件があり、外壁塗装が対象となるかは工事内容によって確認が必要です。

    また、工事着手前の事前受付が推奨されており、事前受付を行わなかった場合は助成金が交付されない可能性があります。工事完了後の交付申請にも期限があります。

    なお、詳しい条件は、笠岡市の公式ホームページで確認できます。

    助成制度の活用を考えている方は、工事を契約する前に自治体へ確認しておくと安心です。

    参考:笠岡市の公式ホームページ

    関連記事:外壁リフォームで重要なポイント!細部にも注目した付帯塗装工事の費用と外壁リフォームの関連性

  • 笠岡市の外壁塗装事例と実際の工事費用

    ここまで一般的な相場を紹介してきましたが、実際の工事ではどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

    外壁塗装の価格は、建物の広さだけでなく、補修の有無や使用する塗料でも変わります。

    ここからは、福山市・笠岡市周辺でリフォームを手がけるイマガワリフォームの施工事例を紹介します。

    笠岡市新横島・H様邸|屋根・外壁塗装:143万円

    築20年の住宅で、屋根と外壁をまとめて塗装した事例です。

    高圧洗浄と下地調整を行ったうえで、屋根には無機塗料、外壁にはフッ素塗料を使用しました。

    耐久性を考慮した塗料を採用しており、屋根と外壁を同時にメンテナンスしたケースとして参考になります。

    笠岡市・M様邸|屋根・外壁塗装:190万円

    外壁にチョーキング現象やコケ、ひび割れが見られた住宅です。

    シーリングをすべて打ち替え、高圧洗浄を行ってから屋根と外壁を塗装しました。

    塗装前の補修が必要な住宅では、その分工事費用もかかることがわかる事例です。

    笠岡市・A様邸|外壁塗装:96万5,000円

    築6年の住宅で、外壁の一部にひび割れが生じていたため、塗装工事を実施しました。

    壁面によって塗料の色を変え、外観の印象も一新しています。

    このように、築年数が浅くても外壁の状態によってはメンテナンスが必要になることがあります。

    3つの事例を比べても、施工範囲や補修内容によって費用に差があることがわかります。

    自宅の費用を考える際は、金額だけを参考にするのではなく、住宅の状態や工事内容が近い事例を探してみましょう。

    関連記事:【保存版】外壁リフォームの費用相場と施工事例

  • まとめ|適正価格で塗装費用をするならイマガワリフォームへ相談を!

    「自分の家だといくらかかるのか知りたい」「もらった見積もりが適正か気になる」

    そんなときは、実際の外壁の状態を確認したうえで、必要な工事を検討することが大切です。

    イマガワリフォームでは、福山市・笠岡市を中心に外壁塗装や屋根リフォームなどの相談を受け付けています。

    費用の希望だけでなく、これから何年住み続けたいか、どの程度の耐久性を求めるかといった希望もお伺いし、適切なプランをご提案します。

    福山市・笠岡市周辺で外壁塗装をご検討中の方は、まずはご自宅の状態や費用について、お気軽にご相談ください。

     

    イマガワリフォームのショールームでは、キッチンや洗面台・トイレなど水回りに関するアイテムの展示やカタログをご用意しております。
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